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店長裏話 |
ブロウ姿? (2002.8.1UP) トゥルルルル〜 電話が鳴った。 「はい、ブックでゴザールです」 と出たらいきなり 「浅田美●子の直筆サインはありますか」 しかも、地獄の底から唸るような低くて抑揚のない声。 文字で伝えるのが難しいのが悔しいところ。 「あ〜ざ〜だ〜び〜よ〜ご〜の〜じ〜ぎぃじづざ〜いんわ〜あ〜り〜ま〜ず〜がぁ〜」 な、なんじゃ? とは思ったけど、そこは商売人ヤスジくん、すぐにネット関係の問合せだろうと思って 「あー、サインはないですねー」と、かろやかに答える。 すると続けて、(一貫して地獄の叫びだけど大変だから普通に書くよ) 「あの、パソコンに出てたの見たんですけど、浅田美●子の写真集ありましたよね」 パソコンに出てたって・・・・・、ま、それはいいか。 「あ、はい、ございます」 「それにはビキニ姿は出てますか」 「えーっと、じゃあちょっと確かめてみますから少々お待ちいただけますか」 「ぶあ〜〜い」 (「はい」の地獄の叫びバージョン) ぼくは写真集を出してきてパラパラめくってみるとかろうじて古めかしいビキニをつけたミヨちゃんの写真が2枚ほどあった。(なにしろ昭和50年の本だからね) 「お待たせしました。一応ビキニ姿もありますね。でも下はミニスカートみたいのつけてます」 「あーそうですか。じゃあ、ショートパンツは?」 パラパラパラ・・・ 「それはのってないです」 「じゃあ、ブロウは?」 「え?なんですか?」 「ブロウ姿のは?」 「はい?すみません、なんですか?」 「ブロウ姿」 「ぶろうですか?」 「ほら、体操の時とかにはくやつで・・・」 「あっ、ブルマですか。はいはい」 パラパラパラパラパラパラ・・・・・・ 「ないみたいですね」 「そうですか。ほかにもっと露出度の高いものはありませんか」 「えーっと、浅田美●子の写真集でですよね」 「ぶあ〜〜い」 「すいません。浅田美●子のはこれ1冊だけなんです」 「そうですか。わかりました。すいませんでした」 「すいません。ありがとうございました」 ツーツーツー・・・ なんだったんだ! 世の中いろんな人がいるからね。 まさか知り合いにかつがれてるんじゃないだろうな。 THE END |