よもやま話　愛想悪子に愛のムチ

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愛想悪子に愛のムチ　(2003.02.27UP)

昨日駅前の薬屋で、仕事で使うためのベンジンとエチルアルコールを買ったんだけど、そこの女店員はチョー愛想悪子。

「エチルアルコールください」って言ったら、ハイとも何にも言わないで、一緒にレジに入っていたちょっとおばちゃん風の店員に「エチルアルコールって何？」って、なんじゃそりゃみたいな聞き方してる。

エチルアルコールは一般名称？で、商品名は「エタノール」っていうから、バイトらしき彼女らにはわからなかったのはまあしょうがないとして、おばちゃんは「消毒用のアルコールならありますけど」っていうから、「あ、それ、それでいいです」って言ったらその悪子は　"なんだよ、それのことかよ"　みたいな感じでカウンターの棚から茶色いビンに入ったりっぱなのを出してきた。

だけどぼくが欲しかったのはそれじゃなくてプラスチックの容器に入ったもっと安いやつ。それでその安い方も一緒に置いてあるのが見えたから「あ、これじゃなくてプラスチックに入ったほう」って言ったら　"チッ"　みたいな感じでそれを出してきてドンってカウンターに置いて

「どっちも一緒ですけど」

なんて抜かしやがる。同じ消毒用アルコールでも品物が違うでしょっての。この時点でもう沸点ぎりぎりまできてたけど、とりあえずぐっと堪えて、
「見た目からして違うじゃん」
とだけ言っておいたら、おばちゃんの方はちょっと引きつった顔してたけど、悪子はたいして悪びれた様子もない感じ。

それを３本欲しかったから一緒にいた女房が「これ３本お願いします」と言うと、また　"チッ、めんどくせーなー"　のような感じで(本当にそう思ってるかどうかはわかんないけど見た目はそんな感じね。ま、内心そう思ってるからそう見えるんだろうけど）あと２本出してきてまたドンって置いた。

プチプチプチ・・・でもまだ辛抱。大人だからね。

そんでもって、ほかにベンジンも欲しかったから女房が
「それとベンジンもお願いします」と言うと、やはり　"めんどくせーなー"　のような感じでベンジンを１本取り出すとドン。
「これも３本お願いします」と女房。

　"まとめていえよ、タリーな"ドンッドンッ。

　　　ブチブチブチブチブチブチブチブチ

「ずいぶん愛想わりーなっ」
もう黙ってらんなくなって言ったった。

悪子はこれまで客からそんなこと言われたことなかったんかね。びっくりした顔して顔を引きつらしてる。

「スイマセン」
投げやりな声が小さく聞こえたけど、もちろん悪いとは思ってないぶっきらぼうな言い方。悪子の顔をにらんでやると顔を引きつらしたまま目が泳いでる。すい～むすい～む。

おばちゃんの方もチラッと見たら顔を引きつらせながらこっちを見ないようにしてレジ打ってた。きっとおばちゃんはいつも　"この子の態度はやばいわ"　と思ってたに違いないと思うけど注意できなかったんだろうね。そんな“なあなあ”な感じ。

しっかりせないかんのは店長だろ！店長は店の隅で壁にチラシ貼ってたけど、どうやら知らんぷりを決め込んでた感じ。この店長も普段からバイトの教育は苦手そうな感じのおっちゃんだった。これまた、なあなあ主義的。

さらにもう一言、
「客商売だろっ、もっと愛想良くしろよ！え！？」
と言ってにらんでやったら"あわわわわわ"って感じで顔ヒクヒクさせながらあいかわらず目をすい～むすい～むさせて袋に品物詰めてた。

ぼくも「もういらん！」って言えばいいんだけど、それはこの辺じゃそこでしか売ってない物だから、キレつつも買って帰ってきたよ。なんだか悔しいね。

まさかぼくが帰ってから店長が出てきて「ま、ああいう客もいるから気にしなくていいよ」なんて慰めたりしてないでしょうね。

こんなムチじゃ手ぬるかったかな？

THE END

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