No.676の記事
この歌を気に入ってくれますように!
2021年06月13日(日)


もう去年の夏のことになるのだけれどとても親しくしていた友人が旅立った。12月になってから「新年のご挨拶は失礼させていただきます。」とのはがきが届いてそのことを知ったのだが、1年位前から闘病していたことは聞いていたので寝耳に水という感じではなかったけれど、去年彼からもらった年賀状には元気そうな様子が書かれていたから、ああ大丈夫そうだなと安心していたところだったのでやはりショックだった。
 
その後奥さんと電話で少し話す機会があって最期の様子なんかも教えてくれたんだけど、ほんとに容態急変であっという間だったらしい。その日の夕方にスーパーのチラシを見ながら「明日これ食べるから買ってきておいて。病院飯は少ないから腹減るんだよー」とか笑いながら会話を交わして病室を後にしたその夜に病院から電話があってタクシーで駆けつけたとのこと。
 
それを聞いて「最期までOさんらしく過ごせていたんですねえ」と言ったのは苦しんで亡くなったわけじゃなかったことを知ってちょっとほっとしたから。あとで奥さんから届いたお礼状に「それまでそれが普通だと思っていたからなんとも思っていなかったけれど、あなたから最期までOさんらしく過ごせていたんですねえと聞いて、ああ本当にそうだよなあと思えました。ありがとう」と書いてあった。
 
その後、ぼくと同じように彼を慕っていたNY在住の友人にも彼の訃報を伝えたのだけれど、NYの友人はまさに寝耳に水だったと思う。どういう言葉で伝えればいいのかかなり悩んで、あえてあまり感情を交えず、事務的というほどではなかったとは思うけど淡々と事実をお知らせすると、やはりかなりショックを受けたようで、短い返信の中にその思いがにじんでいた。
 
それから数ヶ月が経ってからそのNYの友人から連絡があって、じつはあのあと追悼曲を書いたんだけど、それをいま録音していてハーモニカパートもあるんだけど、よかったら吹かない?とのことで、ぜひぜひと参加させてもらった。ついでにエレキも行ける?って言われたんだけど、エレキはちょっと無理かも、、と思いつつ試しに弾いてみたら、イイじゃん!自分で言うのもなんだけどいい感じに弾けました。
 
と言うことで、ぼくもハーモニカとエレキギターで参加させてもらった追悼曲が出来上がって、さっきFBにアップされていたからここでも紹介させていただきます。すごくいい曲。歌詞は英語だからぼくには最初聞いただけでは何を言っているのかわからなかったんだけど、日本語に訳してみたらもうジーンときちゃう。共通の友人だから全部が共感できる部分だもんね。天国のOさんもきっと気に入ってくれるよ!「おめえここはこうやって弾くんだよ」って駄目出ししながら喜んでくれそう。
 
どうぞ安らかに。
 

(ちょっとボリューム大きめかもしれませんのでご注意を。)