2007年版 ヤスジの函館帰省ものがたり
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出発の巻

今年も帰省しました函館へ。(07.7.9〜07.7.11) 帰省と言っても、今や東京暮らしの方が函館で過ごした時間をはるかに超えてしまっているので観光気分です。函館には10歳から19歳まで住んでいました。ちなみに、生まれたのは金沢で、10歳までは金沢暮らし。金沢10年函館10年、同じ10年でもやはり多感な思春期を過ごした函館への思い入れは強いです。今も両親が函館で暮らしているということもあってか、ふるさとと言えば函館です。 もしも函館が夕張のような危機的状況に陥ったならば、函館へふるさと納税してもいいかな?と思ったりもしています。実際のところ函館もかなり切迫した状況らしいですよ。もっとも、ふるさと納税できるほどの収入はありませんが・・・ 。 
さてさて、前置きはこのくらいにしておきまして、本編スタートです。


去年(05.12.30〜06.1.3)は正月に格安の高速バスを使って帰省しましたが、かなりキツかったのでもうバスはやめようと思っていたものの、ふるさと納税もままならぬわたくしでございますから、今回もやはりバスにしました。なんといっても安いですからね。ちなみに明細を書いておきますと、

東京〜青森 往復:9500円 (オリオンツアー
青森〜函館 往復:5500円(函館自由席往復きっぷ
しめて東京-函館が往復 15,000円 !

これは安いです。多少しんどくても我慢できちゃいます。 所要時間は東京から青森までが高速バスで約9時間、青森から函館までがJR特急で約2時間。 乗り継ぎ時間などを入れれば12時間くらいといったところでしょうか。バスは交通事情による影響を受けやすいですが、とくに何もなければ12時間くらいで函館に着いちゃいます。12時間か・・・飛行機なら2時間くらいだもんな、、、ま、金持ち父さんは飛行機をご利用ください。


これが噂のスタンダードバス。日本語訳すると普通のバス。 スタンダードバス
2007.7.9 夜明けのサービスエリア(SA)にて

トイレなんて洒落た設備はついていませんから、途中3回くらいSAでのトイレ休憩が入ります。 バスは禁煙ですのでタバコを吸いたい人はここしかチャンスはありませんよ。だけど喫煙率が下がっている証拠でしょうか、40名ほどの乗客のうちタバコを吸っていたのは5,6人しかいませんでした。それと意外なことに、このようなバスは女性は敬遠するものかと思っていましたら、6割ほどが女性客でした。連れ合い以外の男女は隣同士にならないような配慮はされていますので女性だけでも安心して利用できますね、、、って、わしゃ宣伝部長かっ。



青森到着は朝9時頃の予定でしたが、8時40分に着きましたので予定より1本早い特急に乗り継ぐことができました。 青森から函館までは特急白鳥で2時間ほどです。本数が少ないので乗り継ぎに失敗すると足止めを食らいます。(津軽線青森駅時刻表)

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特急白鳥

特急白鳥 青森08:57発 函館10:49着 (函館駅にて撮影)

列車はガラガラでした。6両編成のうち2号車と3号車が自由席、あとは指定席で、6号車の一部がグリーン席となっているらしいです。一部って、、、カーテンで仕切られてんのかな?見なかったのでどのような状況なのかはわかりませんが、そこまでしてグリーン席が必要か?ま、芸能人などはやっぱりそんなグリーン席でも必要かもしれません。だって自由席でふと隣を見たらキムタクが駅弁食ってたなんておもしろすぎるもんね。

そういえば、もう10年以上前の話になりますが、上野発青森行きの急行八甲田で帰省した時の話です。ぼくは暮れの混んでいる八甲田の自由席車両に何とか乗り込んで、席はもう埋まっているので立っていましたが、ふと斜め前の座席を見ると、石倉三郎が座っていました。レオナルド熊とコンビを組んでいたあの方です。俳優としても活躍されています。いやー、芸能人が急行列車の自由席にいるだなんて、、、驚きました。後日談ではその当時石倉さんはどん底状態だったらしいです。いちおう声をかけられると「どもども」なんて愛想よく答えてましたけど、テレビで顔も売れているのに一般客に混じって一晩中急行列車に揺られるだなんて、さぞかし本人もつらかったろうと想像できます。


話が脱線しました。今回の特急白鳥に話を戻しますと、 ぼくはもちろん自由席でしたが、1車両に乗客は10人くらいでした。それなのに、嗚呼それなのに、指定席に座ってる人っていったい・・・ ま、先に買ってしまったからしょうがないんでしょうが、JRも自由席の乗車率が何パーセント以下だった場合は指定席料金は返金しますとかってすべきですよね。それなのに、嗚呼それなのに、、、ぼくが青森駅で函館までの往復切符を買ったときのこと、

「函館までの往復切符下さい」
「えーと、、自由席のでよろしいですか?」
「え?ほら、特急に乗れるやつで、ありますよね、函館往復切符って言いましたっけ?」
「はい、 指定席じゃなくていいですか?自由席で?」
「あ、はいはい、自由席でいいです」

というやり取りがあってその切符を購入しました。この時期のこの路線がガラガラなのはわかっているくせにどうして指定席を買わせようとするのか?はなはだ疑問です。逆に指定席を買おうとする客に「空いてますから指定席は必要ありませんよ」くらいのことを言ってもいいのでは?民営化されてずいぶん経ちますが、まだまだ修行が足りんぞなもし。


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車窓の風景青森

車窓の風景(青森県)


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車窓の風景北海道

車窓の風景(北海道)・・・一緒やん、、、
長い長いトンネルを抜けて海を渡っても、景色はあんまり変わりませんでした・・・


函館駅前
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東京を発つこと12時間、ようやく函館の地を踏みました。 向こうに見えるは函館山(標高333メートル) ところで333メートルって本当?まるで作られたような数字ですなあ。本当に偶然に333だったとしたらスゴイですね。もしかしたら頂上のテレビアンテナも標高に含まれてたりして?

次は、函館山登山の巻です
 
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