No.335の記事
しのぶという字は心に刃と書きますよ。
2008年06月16日(月)


なんとも不愉快なことが続きますな・・・。世間的にもさることながら、個人的にもね。先日の万引きおやじ事件以来、どうもバイオリズムが低迷気味で気が滅入るよ。
 
2,3日前には不良少年看板破壊疑惑事件も起きた。左折禁止の看板を、おそらくケリを入れるかなんかしてぶっ壊しやがった。その現場は見てないんだけど、派手な音がしたから様子を見に行ったら看板が壊れてた。その近くでは不良タムラー(タムロするやつらー)がへらへらしてたから、そいつらに違いないんだけど、証拠はないから何にも言えないよ。なんでそんな意味のないことをするんだろうね。少し前に、植え込みのチューリップを傘でなぎ倒してたバカボンドの映像がニュースで流れてたけど、ああいうのと同類だな。意味のない破壊行為。ほんと胸クソわるいわ。
 
無意味な破壊行為と言えば、きのう見たニュースでは、少年二人が小学校に忍び込んで、うさぎやインコを殺したってのがあった。しかも握りつぶして殺したって書いてあったぞ。たぶんインコを握りつぶしたんだろう。こんな理解不能な異常な犯罪だけど、罪とすれば単なる器物損壊なんだからやりきれないよ。いや、罪も何も、少年だから児童相談所送致でおしまいだ。さらにその殺したうさぎを人んちの玄関のガラスを叩き割って玄関先へ投げ入れたってんだから、こんなやつらを厳重注意だけで済ませていいのか?
 
 
・・・と嫌なことが続く今日この頃、今日もまた、追い討ちをかけるかのように不愉快事件の発生だ。まあ事件ってほどのもんじゃないんだけど、店を開けて間もなくのこと、先日の万引きおやじがノコノコやってきてグダグダ絡んできやがった。
 
「おたくが3倍払えだのなんだの言ったこと、全部言ってやったよ。おまわりもあきれてたよ。どーたらこーたら・・・」
「あっそう。お前、なに来てんだよ、出入り禁止だって言ったろ」
「誰も出入り禁止だなんて聞いてないよ、どーたらこーたら・・・」
 
人の神経を逆なですることをグダグダ並べ立ててるもんだから、すぐに110番したんだけど、おまわりさんなかなか来てくれないんだよね。15分ぐらい待たされたかな?緊急度が低そうだってんでのんびりしてたのかもしれない。おかげでその間にきたお客さんは「なんかお取り込み中のようなんで、、、」って言って帰っちゃうし。営業妨害じゃないのか?
 
ようやくチャリンコで警官がひとりきてくれて、ぼくから事情を聞いてるんだけど、その間にも野郎がごちゃごちゃわけのわからん口を挟んでくるもんだから、「もうずっとこの調子なんですよ」って言ったら警官も状況を理解してくれたみたいで、野郎をおもてへ連れて出してなだめてるみたいなんだけど、あいかわらずわけのわからんことを言って長引いてる。たまに大きな声も出したりするもんだから目立ってしょうがないよ。店のイメージ悪っ。
 
そのうち年配の警官も一人やってきて、「なんか殴られたとか言ってるんだけど、手出してない?」と聞いてきた。おいおいおい、、、やっぱり野郎は、あることないこと、いや、ないことないこと適当にしゃべるとんでもないやつだ。もちろん手なんて出してない。ただ、警官が来るのを待っている間に、野郎が逃げようとしたのを、「待て」と言って胸のあたりを押し返したんだけど、それを大げさに言ってるらしい。その時も「監禁するのか」とかほざいてたもんな。
 
手は出してないことを確認できた警官はまたおもてに出て行って野郎と話してるんだけど、混戦模様。野郎は、「おれは生活安全課の誰それを知ってるんだ」とか言って、そこへ携帯で電話をして、「ぼくが一方的に悪いみたいに言うんですよ」とか生活安全課の人に訴えてるみたい。
 
じつは、さっき警官が来るのを待ってる間にも、野郎はその生活安全課とか言うところに電話をしていて、「ぼく以前万引きしてしまいまして、出入り禁止になっている店にきたら110番されたんですよ。ぼくのこと監禁してるんです。今ここの店長にかわりますんで、事情聞いてください」とか言ってぼくに電話を渡すもんだから、「今おまわりさんきますから大丈夫です」とだけ言ってさっさと電話を切ったら、「なんで勝手に切るんだよ」とか言ってまた電話をする。そのたびにぼくは即切りしたから、3,4回電話してたな。おそらく安全課の人も、こいつはおかしなやつだとわかっていて、軽くいなしてるんじゃないかと思うけど、対応する人もお気の毒だ。野郎は安全課の人に対しては従順な態度なんだけど、過去にやさしくしてもらったことでもあるのか?
 
安全課はさておき、店の外では野郎と警官ふたりとがいつまでももめてて、ぼくはその様子を店先を映す監視カメラで見てたんだけど、そのうち野郎が年配の警官に向かって悪態をつき始めた。「イヌがっ、クソがっ、この番犬めっ」なんて言ってる。くわぁ、こいつやっぱアブナイで・・・。
 
その年配警官はさすがに頭にきたんだろうね。野球の審判に抗議する監督が、手を出したんじゃ退場になるから、胸でグングン詰め寄るシーンと同じように、野郎に向かってグングンやってる。若い方の警官があわてて制止している緊迫の瞬間だ。「暴力ですか?」と言う野郎に対して、「暴力じゃない!」というやりとりがあって、警官も冷静さを取り戻したのか、その場は何事もなく収まった。
 
そのうち、野郎がまたまた店に入ってきて、「ビデオ見ましょうよ、ぼくが監禁されている様子とか、それ見れば全部分かりますよ」と言う。警官もそんな事実はないのはわかってるし、こいつがまともじゃないとわかってるから、「そんなの見る必要ない」と言って取り合わない。
 
だいたいビデオなんて撮ってない。録画はできるけど、何かありそうな時に録画ボタンを押すだけで、一日中録画してるわけじゃないから。それを野郎がなぜビデオ見ましょうと言い出したのかといえば、警官を待っている間に、野郎が悪態つきまくりだったから、「言っとくけど、全部ビデオに映ってるからな。音声も全部記録されてんだから気をつけて物言えよ」と脅しをかけたから。それでビデオが残ってると思っているんだと思うけど、もし本当にビデオが残ってたとしても、それを見たら自分が不利になるだけなのに、やっぱまともじゃないんだね。
 
警官も、「ここにいると迷惑かかるから、おもてに出ろ」と言ってくれるんだけど、野郎は出て行こうとしないで、「見ててもいいじゃないですか」なんて言い出してCDの棚を見ようとする。
 
「見てなくていいんだよ。お前出入り禁止だって言ったろ」とぼく。
「出入り禁止と言われてるんだろう?じゃあ入っちゃだめだよ」と警官。
すると野郎は、
「そんなこと言われてません。いつ言ったんですか、調書にもなんにも書いてないですよ」
「調書は関係ないよ、店の人が入ってくるなと言ってるんだから入っちゃだめなんだよ」
「買いますもん。客なら入っていいでしょ、何で出入り禁止にされなくちゃだめなんですか」
「お前が泥棒だからだよっ」とぼく。
「ほら、泥棒だから嫌なんだって。早く出よ」と警官。
 (会話が入り乱れております。以下ぼくと野郎の会話)
「買いますもん、買っちゃだめなんですか」
「買ってくれるんならどうぞ買ってください。どれ買うの?」
「買わねーよこんなとこで。ここで1400円で売ってんの、ほかじゃ200円で売ってるよ」
「じゃあさっさと出てけよ」
 
そしたら今度は文庫本の棚へ移動して本を取り出してる。「ほら、早くおもてに出て」と警官が言うと、「夏樹静子、これおもしろいんですよ、一緒に探しましょうよ」とすっとぼける野郎。こいつ狂っとるな、、、追い詰められたせいか、どんどん危なくなってる感じ。
 
「ここは出入り禁止と言われてるんだから、ほか行けばいいじゃない。山本書店(仮名)行けばいいじゃん」という警官に答えて野郎は、
「あそこ安いんですよ。CDなんか山積になってて、100円で売ってんです。ジャズの、ぼくら知ってるもんなら3,4千円出してでも欲しいものが、100円で売ってんです。あいつらなんにもわかってないんですよ」
「わたしもわかんない。とりあえずおもて出よ。ほら、お客さんきたから、早く出て出て」と促されてようやくおもてへ出て行った。
 
なるほど、完全にイっとるの。だから警官も強行に出られないんだな。だけど、こういうのを警察で対処してくれなきゃ、一般人はどう対処すればいいの?頼むぜミスターポリスマン。
 
おもてへ出た野郎と警官はしばらくまた何か話してたんだけど、じきに年配警官がぼくのところまでやってきた。
 
「いやー、わたしもあんな物分りの悪いの初めてだよ。また来るかもしれないけど、相手にしないようにして・・・」
「そうですね、完全無視がいいんですかね。言いたいこと言わせて、黙ってやり過ごすしかないんですかね」
「そうそう、アッタマにくると思うけど、言いたいこと言わせてすっきりさせてさ、そうすれば帰るだろうから」
 
そう言って警官はおもてへ出て行って、野郎を連れてってくれるのかと思ったら、野郎はそこに残したまんま、二人で帰って行っちゃった。おいおいおい、、聞いてないよ〜。ダチョウ倶楽部も脱腸になるっちゅうねん。そんなのあり?民事不介入とかってやつ?まいったねこりゃ。
 
そしたら案の定、野郎はまたノコノコ店の中に入ってきてCDの棚を眺めだしてる。こりゃ相手にしたんじゃまたドツボにはまるなと思ったんで、じーっと我慢の完全シカトを決め込んでたら、しばらくおとなしくCDを見てたんだけど、そのうち声をかけてきた。
 
「この前万引きしちゃったけど、あの大吟醸(CD)、ここで買わなくてよかったよ。ブックオフで200円で買えた」
 
くぅ〜、ぼくも悔しくて無視しきれなくなって、
「そんな見てても、売ってやらないんだから、さっさと帰れよ。さっきこんな店じゃ買わないってお前が言ったんだろ」
「買うよ、いいのあれば買うよ。200円以下のあれば買うよ」
「200円以下のなんてないから。早く帰ってください」
「あるじゃん、本とか100円のとかあるじゃん」
「じゃあさっさと買ってくれよ。どれ?どれ買うんだよ」
「かぁ〜、今度は押し売りか・・・」
・・・まるでガキだ。
 
おっといかんいかん、まともじゃないやつをまともに相手してもしょうがない。無視無視。相手にしちゃいかん。ここで堪忍袋の緒をぐっと締めなおして、もう何を言っても完全にシカトすることにしたら、「この店売れねえよなあ、いっつも同じCD並んでんもんなあ」とかなんとか、さんざ憎まれ口叩いて、「じゃあね」って憎憎しげに言って帰って行った。
 
そういえば、この前のほかの店で盗んだに違いないと思ってた10数枚の防犯タグ付のCDなんだけど、無罪が証明できたって言ってたぞ。新星堂に電話して確かめたら、タグの外し忘れですといって謝ったんだって。ほんと?野郎の言うことだからまったく信用はできないけど、野郎は得意げにそう言ってたよ。考えられへん。責任能力なしと判断されてそんな感じで釈放されたのか?なんだかわからんけど、怖すぎるよ。
 
まともな相手なら2,3発ぶちのめしたいところだけど、それが通用する相手じゃないから困りもんだ。こっちが手を出そうもんなら野郎の思う壺だ。嵐の過ぎ去るのをじっと耐えるしかないのか?変なのに関わっちゃったな。警察じゃ対応してくれないこともわかったし、まいったねこりゃ。逆に、野郎の言う生活安全課のように、野郎に気に入られるように仲良くならなきゃだめってか?おいおいおい勘弁してくれよ。
 
また来そうだな。こっちが手を出せないと思って、どんどん態度がでかくなりそうな気もする。どうすりゃいいの?強制入院させるほどじゃないんだろうな。しばらく話してると異常さに気がつくけど、とりあえず普通に生活してるらしいし。詳しくは知らないけど、ちゃんと仕事もしてるらしい。野郎の思考回路は、どーも酔っ払いのそれと似ている気がした。タチの悪い酔っ払いが絡んでくるときとそっくりだ。こんなやつ野放しでいいのか?はなはだ疑問。
 
気をつけねばなるまい。忍の一文字。だけど、もしもぼくが野郎に「イヌがっ、クソがっ、この番犬めっ」なんて言われたら、とても我慢しきれないな。そんなやつ相手でも、手を出しちゃうと出した方が負けになっちゃうんだよな・・・。どうすりゃいいのさサマータイムブルース。
 
 
にんにん。



syd>>>Re:しのぶという字は心に刃と書きますよ。
ジャズの、ぼくら知ってるもんなら3,4千円出してでも欲しいものが、100円で売ってんです、かー。

こいつは、狂人じゃなくて、どこにでもいる哀れ様。

その切れてるフリしてる親父と遊ぶなら、
民事訴訟法を軽く読み流した後、
仕事先の上司も呼びつけて、後先無きほどにシバキ倒したったらええねん。

民訴をかじってる人間に対しては、
イヌや、クソや、番犬ども意外と役に立つぞ。