プレ版 第1号 第2号 第3号 第4号 第5号 第6号 第7号 第8号 第9号 第10号
第11号 第12号 第13号 第14号 第15号 第16号 号外 第17号 第18号 第19号 第20号
第21号 第22号 第23号 第24号 第25号 第26号 第27号 第28号 第29号    
HOME
ヤスマガ!第12号

こんにちは、ヤスジです。

インフルエンザが大流行ということですが皆さんは平気ですか。ぼくは今のところ平気です。一瞬あれ?と思った日もありましたが大丈夫でした。でもここ2、3日ちょっと喉が痛いです。用心用心火の用心。

じつはこの「火の用心」は今回のヤスマガ!の布石です。前回(第11号)で、重大事件発生として放火事件のことをお伝えしましたが、いまだ解決せず、昨日はさらにわが身に降りかかる災難にも遭遇してしまう始末。今回はこのことを中心にお伝えします。


********************************************
■ヤスジの井戸端話■ 〜続・重大事件発生〜

1/12の放火事件発生以来、ここのマンションでは警備員を雇って厳戒態勢をとっていたようで、マンションのゴミ置場やエントランスには防犯カメラも設置されました。このマンションは昭和49年築のけっこう年期の入ったマンションでなので外からの出入りも自由。今の時代には(こと東京では)物騒です。今回の放火騒ぎを受けてマンションの理事会ではエントランスをオートロックにしようという話も出ているとか。いいような悪いような、住人は余計な出費を強いられることになるのでしょうか。

それはともかく、厳戒態勢のおかげか、あれ以来騒ぎは落ち着きを見せていて、今週から厳戒態勢を解いていたらしいです。その矢先、昨日の夜9時頃です。またも出火。うちの店の2軒となりの部屋の庭に置いてあったプランターに火がつけられました。その1時間ほど前にも200メートルほど離れたところでボヤ騒ぎがあったので同一犯による放火に間違いないと思います。

第一発見者はなんとぼくです。いや、正確にはぼくの妻です。
その辺の経緯からお話しましょう。

夜の9時頃でした。急に店の中に石油ストーブを消したときに出るようなニオイが充満してきました。うちで使っているのはガスファンヒーターとエアコンなのでそんなニオイは発生しません。なんだろう、まさか外で何か燃えてるんじゃなかろうなと思って急いで表へ出てみましたがとくに異常はない様子です。同じようなニオイは微かにしていますが店内ほどではありません。店内は空気の循環が悪いのでニオイがこもるということもあるんですが。

それでまた店に戻って奥の部屋にいた妻に「なんか石油ストーブのニオイするぞ」と言うと妻は部屋から出てきました。「あ、ほんとだ」ぼくはこのとき半分冗談で「まさか放火じゃないでしょうね」と言っていました。

妻は外へ様子を確かめに出ていくとすぐに戻ってきて「なんか燃えてるような感じだけど・・・」と半信半疑な感じでぼくに告げます。「え?」ぼくもまさかと思いつつ、もう一度外へ出て妻が示す方を見ると確かに焚き火でもしているかのような火の灯かりが見えます。その時点では炎はフェンスの陰になっているため見えなかったけれど、その場所だけ橙色に明るくなっているのはわかります。

ストーブの空焚きでもしているのかもしれないなと思いながら確認のためにその庭の近くまで行くと、なんとメラメラと炎が上がっています。もちろん焚き火しているわけではなく、周りには誰もいません。フェンスに立てかけてあったちょっとした植木鉢を入れるようなプラスチックのカゴが燃えているのです。その部屋のカーテンの隙間からは灯かりがもれているので、中には誰かいるはずだけれど気が付いていない様子。これは一大事!まずは消火しなきゃ。

「おい、水水!水もってこい!」
「え、水でいいの?」
「うん、水でいい。あ、いや、消火器だ。消火器もってこい!消火器!」
ぼくも焦っているため偉そうに命令を下します。

パタパタパタパタ・・・
走りにくそうなサンダルをパタパタいわせながら妻は店内に消火器を取りに戻りましたが、炎を目の当たりにしている者としてはそのわずかな時間がとても長くかんじます。待ちきれなくなってぼくも店の方へ走っていって

「はやくはやく!」
「そんな早くって言ったって!」

急いでいる上にまだ早く早くなんて言われて妻も不平をもらしています。ぼくは消火器を奪い取るように受け取ると現場へ走りました。後ろから妻の声がします。

「電話は?電話!電話しなくていいの!?」
炎の大きさから見て消し止めることはできるだろうと思ったぼくは
「うん、しなくていいよ。管理人に知らせて来い!管理人!」

現場に戻ったぼくは消火器の安全弁を引き抜きました。しかし消火器なんて使うのは生まれて初めてのことです。これから先はどうすればいいんだ?辺りは薄暗くて説明書きも読めません。えーいままよ!わけもわからないままフェンス越しに消火器の噴射口を炎に向けて取っ手をぎゅっと握りました。それが正解だったようです。

プシューーーーーーーー

勢いよく白い煙のような粉末が噴き出すと炎は一瞬にして消えました。炎は消えているけれど消火器の噴射は止まりません。庭は白い煙でいっぱいになってしまっています。

あわわわわ、どうしたらいいんだあああ。

そのまま庭に向けて噴射しつづけるのもやばそうな気がしてきたので、フェンスこちら側の公園に消火器を向けると、無意味な消火剤は公園に噴射されつづけています。

あわわわわわわ

マンションの上の階の部屋からは何事かと顔を出している人もいます。間もなく噴射も終わりましたがあたりは消火器の煙で真っ白です。まるで大火事でもあったかのようです。

消火器はもちろん誰もが見た事はあると思いますが、実際に使ったことのある人はほとんどいないのではないでしょうか。中学の頃、年に一人か二人は必ず消火器をイタズラしてぶちまけてしまう馬鹿者がいましたが、そんな時くらいしか消火器を使うことはないでしょう。消火器なんて使わないに越したことは ないわけですし。しかし、いざという時のために使い方くらいはマスターしておいた方がいいかもしれません。だけど練習のつもりで実際に噴射すると大騒ぎになるかもしれないので要注意です。

さて、そこへ管理人が妻と一緒に小走りでやってきました。ぼくはやや興奮しつつ、ちょっと照れながら「消した消した」と言うと、「ああ、ありがとありがと。またやられたよー。場所はどこ?」と管理人。

ぼくは現場を説明してから店に戻り、飲みかけのコーヒーをすすっていると、まもなく一人の警官がやってきたのでした。

「第一発見者は旦那さん?」

ま、まさか、放火犯の容疑をかけられているのでは???

・・・つづく。

********************************************
なんだかずいぶん長くなってしまいました。
このあと事情聴取やら実況見分やらでけっこうバタバタしました。もう少し話しは続きそうですが、みなさんもいいかげん読み疲れた頃かと思いますのでこの辺でやめておきましょう。後日続きを加筆して「夜も更けたら四方山話」のコーナーにアップしようと思います。思っているだけです。が、努力します。
アップしたらお知らせします。
ではひとまず。


********************************************
■ヤスジの買い物メモ■ 〜メモリモジュール〜

前回このコーナーはお休みしました。って、そんなこといちいち気にしてる人はいないと思いますが、一応自分の中ではレギュラーのコーナーですので。ということで、さらっといきましょう。

☆ノートPC用メモリモジュール256MB(メルコ製品) \12,390(税込) ヨドバシカメラ新宿西口本店にて購入 ぼくの使っているパソコンはバイオノートで2000年に出たモデルです。それで標準装備のメモリは64MBで、当時としてはノートで64MBはいい方だったと思うのですが日進月歩のパソコン業界。最近は64MBのメモリじゃまともに動いてくれないソフトも多いようです。さらに、ぼくもなんやかんやでいろいろと立ち上げるソフトが多いもので、64MBのメモリでは快適操作ができなくなってきました。それでメモリを増設しようと思いたったのでした。

メモリとはなんぞや?という方もいらっしゃるかもしれませんが、その疑問はここでは聞かなかったことにしましょう。簡単に言うと処理速度に関係する部分でグレードアップ可能な部分です。

その部品を今週の月曜日に買ってきました。取り付けるにはPCのネジを外してパネルを開けたりしなくてはいけないので、ちょちょいとやるにはちょっと気合いが必要です。作業自体はいたって簡単らしいのですが、なにぶん初めてのことなのでなかなかとりかかれません。というわけで今だに箱に入ったままです。今夜あたりがんばろうかな。

********************************************

では次回、快適PCで書かれたヤスマガ!第13号でお会いしましょう。

ご意見ご感想のメールもお待ちしています。
このメルマガあてに返信してください。



2003.2.6 ヤスジ記



Copyright (C) YASUJI / All Rights Reserved.